安全に海を楽しもう
〜 Enjoy the ocean safely 〜

海釣りアプリの企業。今回は海釣りを初め海でのレジャーや暮らしを楽しむために、まずは「安全」という想いを提案。

シンプルな中に遊び心を忘れないデザインの野口氏。今回もシンプルなデザインの中にひとひねりある面白いものを制作。

Theme Drafter

起案者

※コロナウイルス感染拡大の影響で動画の収録がありません。

umeebe

代表取締役CEO　カズワタベ

１）今回のレスキューテーマ「安全に海を楽しもう〜 Enjoy the ocean safely 〜」の起案について
釣りを始めとしたアウトドアで行うレジャーは、楽しい一方で危険と隣り合わせなのもまた確かです。具体的には、釣り中の水難事故により年間100人程度亡くなる方がいらっしゃいます。こういった悲しい事故を少しでも減らすため、安全性を意識しながら楽しんでいただきたいという思いから今回のテーマを設定しました。

２）今回の動きでみなさんにどう感じてどうなってほしいか
死亡事故に繋がる危険性があることを認識していただき、釣りへ行く際には、ライフジャケットの着用したり、海上保安庁の連絡先を事前に確認しておくなど、もしものときの生存率を上げるアクションをみなさんに取っていただけたら幸いです。

３）起案者がそのテーマについて実際に行っている事、実現を希望する動きなど
自身でもライフジャケットの着用を徹底してきました。また、自社が運営する釣り人向けウェブメディアでも、安全性を意識したコンテンツづくりを行い、啓蒙を行ってきました。

４）最後にNEXTを見てくれている皆さんへひとこと
釣りに限らず、アウトドアレジャーを楽しむ際は、ぜひ事故がないように各自が意識するようにしましょう。自然は人間にコントロールできるものではなく、少しの油断が大きな事故に繋がる可能性があります。このTシャツを着てその意識を高めてもらえると嬉しいです。

５）起案者の紹介
釣り人向けのコミュニティサービス「ツリバカメラ」を運営するウミーベ株式会社の代表取締役を務めています。当社では「釣りを、やさしく。」をビジョンに定め、釣りをより便利に、より楽しくする事業を展開しています。

Website ＞ https://umee.be/

「ツリホウ」
月間200万回以上閲覧されている、国内最大級の釣りの総合情報サイトです。新製品情報、釣りのノウハウ、釣り場情報などが毎日更新されています。
Website ＞ https://tsuriho.com/

「ツリバカメラ」
釣った魚を共有して釣り人同士で交流できる、スマートフォンアプリです。「釣果アルバムをつくる」「友だちと共有する」「釣り場を調べる」がひとつのアプリで実現します。
Website ＞ https://tsuriba.camera/

「FISH SOAP」
釣りや、料理で魚に触れたあとに「臭い」や「ぬめり」を不快に感じたことはありませんか？「フィッシュソープ」は魚に触れるすべての人の悩みをなくすために開発されたハンドソープです。
Website ＞ https://soap.fish/

Design Creator

デザイン・クリエイター

SHIROKURO：野口剣太郎

野口剣太郎（のぐちけんたろう）氏は福岡で加籐真弓（かとうまゆみ）氏とタッグを組みながらデザイン事務所「SHIROKURO」のデザイナーとして活動している。

普段は企業のブランディングのからのデザインでサポート。その仕事はどれも細やかで出しゃばらない、企業の想いや息吹が聞こえて来るものばかり。どうやってこうも繊細な仕事ができるのかという疑問は、野口氏の経歴からも伺われた。野口氏は以前、以前寿司職人としての経験もあり、その和の侘び寂びの所作が表現されているのが理解できる。

博多織のサンプルボックス

また、野口氏は個人でも「4696-1616」と言う名でアート活動を行っている。デザインの業務の合間を縫って、名前にちなんで4月6日と9月6日には、企画を立ててイベントを開催している。

メインは手のひらサイズの「マスコット」制作を行っている。いろんな素材を使って、手法にこだわらないことにもこだわっていて、その型にハマらない表現がマスコットの個性を広げている。マスコットにはそれぞれ名前がつけられていて、野口氏の制作物への心の込めようが伝わってくる。最近は学生でも気軽にカバンに付けたりしてもらえるようなものを考えた作品や、鉛筆の繊細な線を活かしたイラストも制作。

2020年4月6日も展覧会を実施予定だったのだが、緊急事態宣言を受けて無期限延期としている。今後が楽しみでならないので、早く状況の回復を願うばかりである。

Website ＞https://shirokuro.jp/
※「4696-1616」へも上記アドレス先にリンクがあります

Design the details

詳細

野口氏は「海水浴、キラキラ光る水面、波の音、父親と行った釣り…穏やかな優しい海。強い波、激しい水しぶき、深く濃い青い底…荒れてる厳しい海。どちらの海も体感している。自然は時に人の想像を超えて、とても強くて怖い姿もみせます。安全な時にこそ、あえて安全を意識するような、ささやかなメッセージを目指しました。夜の海と光る灯台の明かりがモチーフです。この小さな光が、どこかのだれかに届き、安全の意識を灯すことが出来ればいいなと思います。」と想いを形にした。

先述の通り、デザインのベースは夜の海の航行を守る「灯台の灯り」になっている。よりシンプルに整えられたデザインで、灯台の灯りだけで「灯台」そのものもイメージ出来る。ボディの生地はブラックで夜を、下方胴囲の切り返しのネイビーで夜の海を表現している。背面は灯台の明かりが海を照らしていて、照らされた海には「Enjoy the ocean safely」の文字が浮き出しているデザインとなっている。

灯台の灯りの部分（メッセージの部分も）は「蓄光インク」という特殊なインクで、一定時間受光していると暗部で発行するものを使用している。暗闇に隠れる時にでも光で存在を確認できるため、夜の海だけではなく、夜のウォーキングやジョギング、自転車移動などでも活用できるのではないかという視点で採用された。